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富士や箱根の山並みを一望する湘南の海岸。砂浜がずっと続いています。打ち寄せる波は、砂浜の手前で砕けて、海岸と平行な白波となっていきます。日本中でよく見かける、当たり前のような光景ですが、こんなことにもちゃんとわけがあります。
水波の速さは深さの平方根に比例しますから、浅くなるにつれ波は次第にスピードを落とします。その結果、遠く深いところからきた波は前の波に追いつくようにして次第に進む向きを変え、ついには海岸に平行になるのです。
水の深さが階段状に急に深くなる港の岸壁や、珊瑚礁のリーフの先端では、これとは違った光景が見られます。(2006/11/25更新) |
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