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雪だるまはなぜ崩れないのでしょう。雪はなぜくっつくのでしょう。乾いた砂は形にならないけれど、濡れた砂は塊を作ることからもわかるように、そこにはまず液体の水のはたらきが欠かせません。雪も気温が低いときはさらさらの粉雪となって雪玉を作ることができません。ほんの少し表面がとけた状態になることが必要で、雪片どうしはまず水の表面張力でくっつきます。
そして第2段階。雪片にはさまれた薄い水の層が再び凍って雪片どうしが接着するという現象が起こります。「復氷」と呼ばれるこの現象は、製氷室の氷や、グラスの中の氷がくっつき合う原因でもあり、氷が融ける0℃以上の気温でも起こります。こうして雪は一体の塊となります。(2008/06/05更新) |
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