YPCトップページへ   Home
天神のページ・ホーム
天神の研究室
天神のアルバム
天神の科学館・実験器具集
天神の資料室・プリント教材集
天神の仲間たちへのリンク
天神のページ更新履歴
天神の掲示板・ご質問はこちらへ
はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 青空に一直線にのびる飛行機雲は一見飛行機がはき出す煙のように見えますが、煙ではありません。ジェットエンジンから噴出するガスには燃料のケロシンが燃焼するときにできる水蒸気が多量に含まれています。この水蒸気が高い空の低温の空気にふれて凝縮・氷結して氷の粒となったものが光を反射しているので、れっきとした「雲」なのです。寒い日に吐く息が白く見えるのと似ています。
 上空の空気が乾燥しているときは、雲粒はたちまち昇華・蒸発するので、飛行機雲はできるそばから消えていきます。そんなときは天気は安定していて晴天が続くものです。飛行機雲がなかなか消えず、広がって巻雲(すじ雲)に発達するようなときは、天気の下り坂の前ぶれかもしれません。(2008/11/09更新)
ライン
「はじめの一枚」バックナンバーへ