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雲間から射す太陽光や木漏れ日が放射状の筋となって見えることがあります。研究者の名を取って「チンダル現象」と呼んでいます。「天使のはしご」という素敵な名前もあります。
本来光の通り道は見えないものですが、その通り道に煙や霧の粒子など光を散乱する「もの」があれば、それによって横に散乱された一部の光が私たちの目に入り、光の道筋を示してくれます。雲が多いときの空気中には光の波長を上回るサイズの比較的大きな水滴が漂っているので、ミー散乱という現象が起こります。その散乱光の強さは比較的波長に依存しないので、上の写真のように色のない白っぽい散乱光が見えます。(2008/12/07更新) |
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