軒から下がった円錐状の氷。つらら(氷柱)は雪国の家の軒先ではごく普通に見られる光景です。つららが成長するためには二つの条件が必要です。水が凍る寒さと、液体の水の供給です。寒冷地の滝や地下水のしみ出す崖などに氷瀑となって掛かることもあります。
家の軒先に垂れ下がるつららは、屋根の雪が家の熱で融けてしたたり、冷気に触れて再び凍ったものです。溶融再結晶がゆっくりと時間をかけて行われるため、つららは透明度の高い良質の結晶になることが多く、美しい光景を作り出します。(2009/01/19更新)
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