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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 妙高杉ノ原スキー場から見下ろした野尻湖。長野県上水内郡信濃町にあり、上信越高原国立公園に指定されています。隣接する斑尾山(左側)または黒姫山(右側)の火山噴出物による堰止め湖と考えられています。背景の山々は志賀高原です。
 戦後間もなくの頃、湖岸からナウマンゾウの化石が発見され、1962年から本格的な湖底の発掘調査が行われるようになって、「ナウマンゾウの湖」として有名になりました。以来、民間ボランティアも募って「大衆発掘」の形で定期的に大規模な発掘調査が続けられています。
 調査の結果、今から約4万年前、ヴュルム氷期と呼ばれる寒冷な時代に、ここには旧石器人が住んでおり、ナウマンゾウなどの大型哺乳類を狩猟して生活していたことがわかりました。詳しくは「野尻湖ナウマンゾウ博物館」へ。(2009/02/08更新)
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