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東京ディズニーシーのフォートレスエクスプローレーション内にあるレストラン「マゼランズ」の天井を飾る天球図。ギリシャ神話でおなじみの星座絵がちりばめられています。でも星々をつないで星座の形をたどってみると何かヘンです。そう、すべての星座が裏返しになっています。天球儀を外から見た絵柄で描く逆天球儀という図法、いわば神様の視点で描かれているのです。
もっと細かく見るとドームの中心が「こぐま座」のしっぽ、すなわち北極星の位置になっていません。「りゅう座」が首を巻き付けている中心は「黄道北極」といって地球の公転軌道面に立てた垂線と天球の交点です。この天球図は黄道座標で描かれているのです。ドームの縁にあたるところが太陽の通り道「黄道」で、いわゆる黄道12星座が並んでいます。左下に現在春分点がある「うお座」が見えます。太陽は春分の日の今日、このあたりにいるわけです。(2009/03/20更新) |
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