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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 夏の富士山、八合五勺付近から見下ろした、ご来光直後の朝日に照らされた一面の雲海です。上空は快晴、標高2000m付近から下は雲に覆われています。上空が晴れていると、地面や地表付近の大気が発する赤外線放射が宇宙へ逃げていくため、しだいに温度が下がります。これを「放射冷却」といいます。風のない夜間、地面に近い大気は放射冷却によって冷え、日の出前に最低温度を記録します。この過程で飽和した大気中の水分が水滴となって雲を作ります。このようにしてできた雲はほぼ一定の高さのところにそろい、海のように広がった雲海となります。このような雲は、日中気温が上がると文字通り雲散霧消して消えてしまうこともあります。(2009/07/25更新)
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