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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 夏の夜空を飾る大輪の花火。江戸時代からの伝統を誇る日本の打ち上げ花火の技術は世界一と言われます。英語ではfireworksといいますが、さしずめ「炎の芸術作品」といった意味合いなのでしょう。
 花火の光る色は火薬と金属化合物を練り合わせた「星」と呼ばれる小さな発光火薬の玉が燃焼する時の炎色反応の色です。赤はリチウムやストロンチウム、黄はナトリウム、橙はカルシウム、緑は銅やバリウムといった具合に金属の原子が熱励起されて放つ固有スペクトルの色を楽しむのです。「花火を7倍楽しむ方法」や「花火を252倍楽しむ方法」を参考までにご覧ください。
 なお、打上げ花火が枝垂れながらも球形を保っているわけもちゃんと数学的に説明できます。詳しくはここ。(2009/08/26更新)
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