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神奈川県愛甲郡愛川町の宮ヶ瀬ダムは相模川水系中津川上流に設けられた首都圏最大のダムです。堤高156m、堤頂長約400mの重力式コンクリートダムでせき止められた宮ヶ瀬湖は、神奈川県東部の各都市の水道を潤す水瓶です。宮ヶ瀬ダムの主目的は洪水抑制と水源確保ですが、直下の愛川第一発電所、さらに下流の愛川第二発電所を合わせて25400kWの水力発電も行っています。また、相模川の相模ダム、城山ダムおよび道志川の道志ダムと導水路で結ばれて連携しており、全国でも珍しいダムの総合運用が行われています。
写真は観光放流のようすで、高位常用洪水吐設備と呼ばれる二基の放水口から1秒間に30立方mの水が6分間にわたり、轟音と共に放流されます。動画はここ。(2009/11/03更新) |
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