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茨城県つくば市の研究学園都市の一画にある気象研究所。国土交通省気象庁の研究施設です。その広大な敷地の南のはずれにひときわ高い鉄塔がそびえていて、研究学園都市のランドマークになっています。
この鉄塔は気象観測用としては日本で初めて建設された大型鉄塔で、地面からの高さは213m。高さ10m、25m、 50m、100m、150m、200mのところにそれぞれ3本ずつアームが突き出し、塔頂の213mと合わせて7つの高度で風向風速、気温、湿度の観測をおこなってきました。塔内部にはメンテナンス用のエレベータがあり、各アームの測器はレールで引き寄せてメンテできるようになっています。
大気境界層や突風の研究、温室効果気体濃度の観測などに使われましたが、今ではその役割を終え、解体されることが決まっています。予算が付けば今年度中にもその姿を消すことになります。(2009/12/10更新) |
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