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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 清津峡は新潟県十日町市と湯沢町の境にある、清津川沿いの渓谷で、全長12.5km。日本三大渓谷のひとつに数えられ、国の天然記念物に指定されています。かつてこのあたりは海の底で、大規模な海底火山活動によりグリーンタフ(緑色凝灰岩)の層ができ七谷層と呼ばれる地層を形成しました。水をたっぷり含んだこの層に、今から500万年前ごろに地下深部からマグマの貫入があり、冷えてひん岩となった際、体積が収縮して規則正しい割れ目を生じました。これを柱状節理といいます。その後の隆起と清津川による浸食により、この壮観な渓谷美が作られました。
 清津峡はかつて川沿いの遊歩道から間近に見上げることができましたが、1988年に落石による死亡事故があって遊歩道が閉鎖されました。1996年に観光用の清津峡トンネルが開通し、安全にアプローチできるようになり、再び観光名所となりました。今年1月からは冬季もオープンしています。(2010/02/11更新)
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