ダイソーの「手動発電２LEDライト」（キャンドゥの「２LEDエコライト」も同じ製品）を分解してみました。百円ながら震災後の停電の時には大変重宝したものです。グリップを握るとギアで連結されたラチェット付きのはずみ車が高速回転します。はずみ車の裏側（左上写真）には外周に沿って８極（NS交互に各４極）着磁されたフェライト磁石が取り付けられています。左側の軸受けになっている部分がコイルで、磁束線は鉄板に導かれてコイルを貫き、磁石の回転に伴ってNSが激しく交替するため電磁誘導によって発電します。電流は交流になりますがLEDは一方向にしか電流が流れないので、実は半周期分はお休みしていて、点滅をくり返しています。 　スイッチを内蔵のボタン電池に切り替えると、直流なので連続点灯するようになります。両者の光り方の違いはハイスピードカメラで撮影するとよくわかります。（2012/03/04更新）