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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 岩手県の平泉町、北上川にかかる高舘橋の上から眼下に広がる水田を眺めると、こんな光景が目に飛び込んできます。緑のじゅうたんの上を颯爽と駆けるのは「馬上の源義経」。かつてこの地で果てた義経公を偲んでの作品です。デザイナーは矢崎木綿子さん。
 ライスアートは今では日本各地で行われるようになりましたが、この「ライスアートinひらいずみ」は農事組合法人アグリ平泉が主催して今年で4回目を迎える恒例のイベント。今回は6月2日に田植えを行ったそうです。
 絵柄の色は稲の品種を使い分けて表現しています。背景の緑は岩手県産品種「どんぴしゃり」、馬と文字と輪郭は「紫短桿(むらさきたんかん)」、義経の衣装の黄色は「黄稲(おうとう)」、顔の部分の白は「ゆきあそび」とのこと。写真は8月15日に撮影したもので、ちょうど見頃だったようです。
 遠近法を逆に応用して、ビューポイントを固定し、絵柄を立体的に浮かび上がらせる技法を用いているので、右上の小さな写真のように、横のアングルから見ると、細長く伸びた絵になってしまいます。(2012/11/04更新)
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