2017年の9月中旬に庭のムラサキイモの葉の上で見かけたオンブバッタのつがい。交尾中のようです。大きい方がメス、背中に乗っている小さい方がオスです。おんぶしているような姿がよく見かけられることからこの名がつきました。メスを他のオスに取られないように、後尾中以外でもメスの背中にしがみついていることが多いのだそうです。
オンブバッタは正式な和名で、おんぶせず単独行動していてもオンブバッタです。姿が似たショウリョウバッタも小さなオスが大きなメスの背中に乗ることはありますが、それはオンブバッタとはいいません。オンブバッタは全体に体長が短くややずんぐりしていること、目から胸にかけての両側面に小さなイボの列があることでショウリョウバッタと見分けます。
他のバッタと比較して、イネ科の植物のみならず、サツマイモなどの野菜の葉や、アサガオなどの園芸植物の葉も好んで食べるので、都市部でも広く生息し、畑や庭園の害虫です。(2021/08/30更新)
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