今年の元日、引地川沿いに散歩をしていると、たまたまカワセミの姿を見かけました。「飛ぶ宝石」とあだ名される大変美しいスズメぐらいの小型の鳥です。カワセミは1992年に藤沢市の「市の鳥」に指定されていて、市民に親しまれています。
藤沢にはかつて沼沢地が数多くあって、カワセミも普通に見かけたそうですが、都市化に伴い生息地が減りました。しかし、河川改修や水質浄化の効果か、最近はまた数を戻しているという話も聞きます。
腹部の赤褐色と対照的に背中の部分が瑠璃色で、光の加減で美しく色合いが変化します。この青色は羽毛の規則正しい微細構造により光が干渉して生じる色で、「構造色」と呼ばれます。
イラストなどではかわいらしく真っ黒なまん丸に描かれることの多い目玉も、よく見ると虹彩が発達していて眼光鋭く、狩りをする肉食の鳥らしい厳しさを見せています。(2022/10/02更新)
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