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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 2015年10月25日、大学の教養演習Aの校外授業で訪れた神奈川県藤沢市の観光名所「江の島」の朝9時半頃の光景です。二度の東京オリンピックでセーリングの会場になった「湘南港」は画面左側です。右に見える橋は自動車専用橋の「江の島大橋」(1962年開通)、その向こうに平行して人道橋「江の島弁天橋」がかかっています。ここに初めて橋がかけられたのは1891年のこと。当時は木造の桟橋だったそうです。 ではそれ以前はどうやって島へ渡っていたのでしょう。
 実は江の島にはトンボロ(陸繋砂州)があって、大きく潮が引くときは写真のように砂浜で陸続きになり、歩いて渡ることができます。砂州が現れる時間はわりと短くて、渡れたらラッキー!1600年に徳川家康が弁財天に参詣したときには、歩いて渡って、船で帰ったとのこと。藤沢市観光協会では、昨年からこのトンボロを観光資源化しようと、予報を紹介し、当日は仮設階段を設置して観光の便を図っています。詳しくは藤沢市観光公式ホームページへ。(2024/08/01更新)
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