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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 江の島の植物園「サムエル・コッキング苑」が育てている藤沢市の天然記念物「タイミンチク(大明竹)」の花が咲いたというニュースが流れました。100年に1度の珍しい現象とのこと。ちょうど藤沢市科学少年団の活動日だったので、行動の途中で立ち寄ったところ、ニュースを聞きつけた人たちが大勢周りを取り囲んでいました。右の写真で稲穂のように突き出て白い雄しべを垂らしている部分が花。なんとも地味な花です。竹はイネ科なのでイネの花と同じように花びらはありません。
 タイミンチクは左の写真のように株立ちするので、熱帯の竹に似ています。中国っぽい名前がついていますが、実は九州から沖縄にかけてが原産の、れっきとした日本の多年生常緑笹です。今、日本各地で竹の開花が相次いでいます。竹は60年~120年に1度花を咲かせ、その後一斉に枯れてしまうというので今後の成り行きが注目されています。同園の奥にある「キンメイチク(錦明竹)」も花を付けていました。これからどうなるのでしょう。 (2025/06/09更新)
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