「サイエンスレンジャーで実施している工作教室を授業に生かす」
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![]() サイエンスレンジャー登録は8年位前にJST職員に声を掛けられてしました。最初は2年ごとの更新でしたが2年位前に、『もう新しい人は募集しません。その代わり今レンジャーの人はずっとやってください』ということで、永久登録になりました。 登録だけでは講師の声がかからないので、ガリレオ工房などの団体に所属しています。ガリレオ工房は主にサイエンスショーなどをやっている団体です。ショーの裏方をやったり、舞台で見せるものを作ったりしています。最近ではつきあいが広がり、検定外教科書を作る会に参加したり、放射線教育フォーラム、サイエンスEネットにも参加して、川村先生のお手伝いをしたりしています。」 |
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![]() ですから君たちもそのつもりがあれば、かなり遠方まで行くことができます。あくまでも授業優先ですが、金曜日の授業終わった後すぐ行けば2泊3日の行程が可能です。 今回はサイエンスレンジャーのネタから『光で遊ぼう』を紹介します。これは、去年6月にRikaTanに紹介してるので、その記事をベースに今日は話をしていきます。 今回の授業枠としては作るところまで入れて90分ですので、雑誌のネタを全てはやれません。そのうちの3つを抜粋して紹介したいと思います。」 |
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![]() 今回の工作は、ほとんど怪我をしそうな点はないのですが、このネタは連絡必要、このネタは連絡不要という具合に分けて公開はできませんので、全てのネタで連絡してくれれるように言っておけば、注意事項を教え、怪我をしないようにしてください、という話ができます。」 |
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![]() これは実験教室では回収しないであげます。君たちも同じです。お持ち帰りください。 これは高校になると、回折とは何ぞや、光がこうなって、という話をしますけれど、小学生対象の実験教室では授業らしきものは実施しません。」 |
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![]() 板書【dsinθ=m・λ】 「回折の式で、同じmに対して波長が長いほど角度は大きくなる、という話で授業をしています。 さらに、授業ではこの回折シートで虹を見るだけでなく、波長λが分かっているレーザー光線を当てて角度θを測る。そうすると距離dが求まると講義します。距離dが分かると、スリットが1mmに何本あるかが計算される。距離dを求め逆数を取ればよいと話して実験で求めさせます。 高校生に実際に求めさせたことがあり、大体500本あると求まりました。」 |
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![]() これはかなり安い回折シートで、ハンズで買えます。60cm幅のものが10cmきざみで売っています。中村理科のサイボックスでも売っていますが、そこで売っているのは精度がいいものです。原則縦または横の一方向しかないものですが30cm四方くらいで4,500円です。 ちょっと高価で子どもたちに配るにはできない、という場合、材料探しも実験教室や授業の前準備になりますのであちこち探してみてください。」 |
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![]() 配布した回折シートの白い枠はフィルムのマウントです。100枚で400円くらいですので、それに挟んで配ってもたいした出費になりません。回折シートを切ってだけで配った人もいますが、そちらよりは持っていってもらえそうということで、マウントをつけています。」 |
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![]() これは今回も使っています。分光筒を作ってもらうのですが、これに使われてるのは、こちらの回折シートです。回折シートと筒を使って分光筒を作ります。 これは去年川村先生のところで使われたネタですが、安いものを見つけたということで、そのまま使っています。今回配布した筒は少し短いのですが、ダイソーで6本で100円の品物です。川村先生はガムテープで貼っていましたけれど、ガムテープだと完成があまりきれいではないので、私は製本テープを使っています。 では、紙筒を1個と、回折シート、あとは黒い製本テープを配ってください。黒い製本テープは長いもの2枚に、短いものが4枚です。渡ったならば作業をしていきます。」 |