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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 ここは富士山でも最も高い頂、「剣が峰」(標高3776m)です。1999年に撮影したこの写真では、頂上に気象庁の富士山測候所が写っています。白い球形のものは気象レーダーのドームです。中では直径5mのアンテナが回転し、24時間休みなく台風などの雨雲を監視していました。
 富士山頂レーダーは高地での困難な工事を経て1964年に完成しましたが、その苦難の物語は新田次郎の小説「富士山頂」に描かれ、NHK「プロジェクトX」の第1回放送のテーマにも選ばれました。
 山頂レーダーは気象衛星や新レーダーシステムに役割を引き継ぎ、1999年11月に運用を停止しましたが、ドームとレーダー本体はIEEEマイルストーンの認定を受けた記念物として、麓の富士吉田市の「富士山レーダードーム館」に今も展示されています。(2007/01/03更新)
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