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「で、回折格子ですけど、今日使うものは1mmに905本ほど引かれてます。本当は1000本のものを頼んだんですけど、どういうわけか昔のものが混じってて。
  これ(手作り分光器)は1000本のものです。もう印刷してしまったので、こちらを使います。」
 (分光器を配布)
 「で、詰まってるように見えますけど、これ穴開いてますんで、(ミシン目が入っているので)ぽろっと取れますから。穴開きますんで、両面テープがついてますから、その両面テープで回折格子を貼ってください。   ただし向きを、回折格子に向きがありますので、表裏はどっちでもいいんですけど、縦横逆に貼ると全く意味をなしません。色が横に広がるように貼ってください。」



【波長が読める簡易分光器を作ろう
  1.レプリカ回折格子を貼ろう
  2.両端を本や定規を当て、正確に谷折りしよう
  3.Naランプ(約590nm)をのぞき、目盛りを記入しよう
  4.蛍光灯を見てみよう
  5.白色LED、緑色LEDの光を見てみよう】

 「で、作り方ですけど、正確に90度に谷折りしてください。」



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「(回折格子を通して)ナトリウムランプをのぞいてもらって、線が横に広がるようにしてください。
  これをのぞいてもらって、目盛りを書き込んでください。ナトリウムのD線は590nmですので、そのD線に近いところが600nmとなります。で、あとは50nmずつに(目盛りを書き込んでください)
  うまく見えない人は、ここ(底面)が水平になってませんね。」



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「(キーライトを配布)緑と白とあるんで。これは直接スリットにつけてのぞいてください。
  で、緑のものを見てみてください。緑が実は緑だけじゃないってことが分かりますから。」



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「これ実はドイツ製なんですけど、これも実は筋がたくさん入れてある、回折格子になってます。今ではなかなか手に入らないみたいなんですけど、昔東急ハンズで売ってました。これも、まあ反射型の回折格子として使えます。
  それから、CDですね。それの反射面を使って、使わないものを(回折格子として)使うこともできます。で、CDの場合も、ピットの幅っていうのが決まってますんで。これも回折格子に使えますけど、ちょっと目盛りをつけるのが大変です。」



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「あとまあ、東急ハンズ行きますと、こういうような、これもホログラムシートっていいますけど、これに反射させても、やはり虹が見えます。」



「で、商品(分光器・左側)としてはこのような形でありますけど。
  それで、私の方も似たようなもの(右側)作ってみたんですけど、これはとても大変です。もう一時間でできるようなものではありません。ちゃんと目盛りも読めるようにしてあるんですけど。
  それで簡易型を考えたわけです。」


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