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「それから、光の吸収ということで、ちょっと回折とはずれますけど、これは蓄光シートというものです。
  これをこう当てます。(蓄光シートに5色のライトを当てる)そうすると面白い事が起きます。
  ぱっと取り出しますと、の位置しか光りません。赤、黄色、緑が当たってるところは光りません。
  これは、吸収領域が紫外線領域にピークを持ってるんです。で、青は吸収できるんですけど、他はその吸収領域に色がないために色がつきません。」



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「それで、考えたのが、紫外線発光ダイオードを使って、それを点滅回路につけて。目には良くないんですけど。ずっと見てると頭痛くなります。
  で、これで、ずっと動かしていくと(紫外線発光ダイオードを蓄光シートの上で動かす)運動状態が解析できる、というものを出して、発明協会に出して、2番目くらいに。結局郵送料だけ損、という賞をもらいました。
  まあ、これをもっと改良してもっと明るいものにしようと思ってます。」



「今日見た光はこういうことで、ナトリウムのD線が590の位置にあります。だから波長を決める時は非常に便利になっています。
  これは教科書の口絵を使ったものなんですけど、実はこれを印刷するのが非常に大変だという。色を出すのが非常に各社困ってるわけで、教科書を並べてみますと、色合いが全部違います。何回も調整しながら口絵を作ってる。」



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「それから、今のこの回折格子で指先を見ますと、やはりこういうような骨が見えるようなものができます。このシート(回折格子)を貼ったものですけど、こういうおもちゃ作ってみました。
  『穴に手を入れると骨が見えるぞ』って書いてあります。」
 (おもちゃをまわす)
 「骨が見えるようなもので、その原理は、影が重なり合って骨のようにみえる、というものですけど。あの原理考えるの大変でした。
  で、それを使ったものですね、昔、レントゲン玩具と呼ばれてました。」



【レントゲン玩具?
  終戦当時、怪しい玩具が10円で売られていた
  これをのぞくと骨が見えるというのだ。分解すると中には鳥の羽毛が一枚
  鳥の羽毛を顕微鏡で見てみよう どのようなことが分かるかな?】

「多分70歳以上の方でないと実際に購入されたことはないと思いますけど、それを真似して作ったものです。僕が小学校の時に、何か変な週刊誌の後ろに透視眼鏡、とかいうのがありまして、で、これでのぞくと骨が見える。
  町を歩いている人の骨が見える、と。多分だまされて買った人がその当時ずいぶんいたんじゃないかと思うんですけど。これ10円で売ってたそうです、こういうようなものが。当時はなんでも10円で、プリズムも壊れたのが売ってましたし、まあ、夢を売る商品の一つではあるんです。
  で、実はこれは鳥の羽を使ったものです。鳥の羽も、細かい感じで綺麗に並んでるところがありますので、その部分を使うと回折像が見えます。」



【にせものの科学にだまされないようにしよう
  マイナスイオン(大メーカーまで便乗)、ゲルマニウム、磁化水、トルマリン、…
  危険な食品、化粧品、医薬品
  子供向け番組、バラエティー番組は間違いが多い
  本物の科学知識を持って、健康な生活をしよう】

「ということで、ちょっと最後は、にせものの科学にだまされないようにしよう、というタイトルで。
  今日、青砥の100円ショップに行ってきました。そうすると、こういうものがありました。『健康指圧ペン』磁気とマイナスイオンで健康になる。まあ、ピップエレキバンとかもありますけど、米粒貼るのと効果は変わらないそうです。
  それから、これ、マイナスイオンと書いてありますけど、なんでマイナスイオンかな。後ろ説明見ますと、マイナスイオンを発生する天然鉱石をグリップに練りこむことによって、グリップからリラックス効果があるといわれるマイナスイオンが発生します。特許出願済み、と書いてあります。
  で、磁石、マイナスイオンの人体への影響には個人差があります(と書いてある)。これがポイントでして、これは個人差があるので、あなたには効かないんです、ということです。」



「東京都が一番熱心にこういうもので研究してくれてまして。
  磁化水は僕の友達も売ってましたし、東急ハンズでも売ってました。今はほとんど撤去されましたけど。これは東京都では訴えられました。
  水の分子のクラスター、あの、かたまりですね、これが小さくなるから美味しい水になる。僕は美味しくなったか分からないですけど、それを売る人が、美味しいです美味しいです、って言うんですね。その人の顔を見たら本当に美味しいような気がするんですね。
  トルマリンもほとんど消えました。
  ゲルマニウムはまだ頑張ってます。けども、これもそのうち訴えられると思います。かえって重金属汚染でかぶれた、とか出ると思いますけど。
  マイナスイオンっていうのが一番困ったもので、実はパナソニックが乗っちゃったんです。パナソニックの研究者が商品を売るためにマイナスイオンを利用しちゃったんですね。で、今パナソニックが非常に今、弱い立場にあります。」



「で、こういうようなものだけじゃなくて、危険な食品、それから化粧品。
  あの、韓国行きますと、女の人綺麗なんですね。これは外国だから綺麗だ、っていうんじゃないんです。韓国の大学生は今、化粧をしないのがはやってるんです。化粧をしない、それから髪は黒が流行ってるんです。
  化粧品っていうのは、皮膚呼吸を止めて、ますます汚くなるので、それを隠すためにさらに塗る。どんどん肌が荒れるので、ますます塗る。で、これで、悪の循環で売れる、という。」



「宇宙には重力しかないから、渦巻きができるし、地球は太陽の周りを回れる。それが(子ども向けの本で)宇宙には重力がないから、って書いてありましてね。
  で、同じことがポンキッキーズでありました。これは僕の抗議を受け入れてくれました。メールとファックスと電話で抗議しました。これは番組で訂正して直します、って言いましたけど直しませんでした。
  それは、宇宙で物がふわふわ浮くのは、っていうんでスペースシャトルが出てきました。地球から遠く離れるほど重力が弱くなるからです(と放送されていた)。
  で、地球から遠く離れると、地球の重力が弱くなるのは間違いないんですけど、残念ながらスペースシャトルは地球のすぐ近く。飛んでるの望遠鏡で見えますから。
  それから、ISS、国際宇宙ステーションですね。あれ、倍率の高い望遠鏡で見たら綺麗に見えますよ。すぐ近くを飛んでます。
  重力がなくなるんじゃなくて、皆一緒に加速してるからです。同じように落ちてるから、周りから見たら浮いてるように見える。そういう間違いが非常に多いです。
  我々もそういうのを見たらすぐ抗議をしないといけないですし、間違ったものには声を上げないといけない。そうしないと健康な生活ができません。」



「(化粧品はダメという意見に対して受講者から質問)UVカットの化粧品とかもありますが」
 「UVフィルターになるものですね、あれは使ってください。僕もテニスに行く時は必ずしてます。前は、あいつええかっこして、とか思ってたんですけど、今は本当に危ない状態です。もう日本でさえ危険な状態になってるそうです。
  だから赤ちゃんの日光浴は絶対にやめてください。外で体育はしないでください。運動する時は長袖着てください。帽子は必ずかぶってください。
  漁師の人は多いですね、皮膚癌、って言われてますね。鳥取の海岸なんか行っても、どこの国の人だろうっていうような黒い人います。そういう人は皮膚癌になりやすいって言いますね。
  それから、露出している粘膜の部分、それは紫外線にやられますから、だから僕らも今、こういうマジックライトっていうので、これで子どもたちに実験させたりするんですけど、これだと絵が描けますから(蓄光シートに描く)本当に僕らちょっと見てるだけでも目が疲れるし、粘膜が出てる部分っていったらやっぱり目ですね。それから鼻。だから口ぽかーんと開けて紫外線見てるのもよくないかな、とか思ったりしますけど。
  紫外線は特にケアした方がいいです。」
 「(質問)日焼けしたら?」
 「すぐ冷やす方がいいです。皮膚が炎症起こしてる。」


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