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「それで、木星を作るということだったんでございますけれども、太陽系で一番大きい惑星は木星でございます。
  地球の約10倍でございます。どのぐらいの大きさでしょう。地球が3mmとしたら。3cm。だから木星(木製の球を取り出す)
  で、東急ハンズで売っておりましてね、こういう球が。これはもうすぐに考え付いたんですけども、3cmの球が発泡スチロールの球しかなかったんですね。
  こういうのはね、質感が大事なんですね。ですから、化石のモデルってありますよね、レプリカ。あれが一番ダメなのは何かっていうと、軽いのです。化石っていうのはものすごく重いんですよ。それが分かってこないと。
  だから木星もね、本当は木星は、まあこれは半分冗談なんですけども。これをね、東急ハンズで5年ほど前に見つけたんですけどね、嬉しかったもんね、これで木星ができる、と思ったもんね。でも受けないんです、小学生には。」



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「太陽が地球の109倍だっていうことで、3mmの鉄球を109個並べました。これ(ビーチボール)と一緒に回してみてくれる。
  さっき太陽膨らませましたでしょう。この風船もあらかじめ膨らませとけばいいじゃないか、と言う人もおったんです。これは間違い。動きのない授業ほどつまらないものはない。
  先生が顔真っ赤にして、どんどん膨らましていけば、あ、もっと大きくなる、もっと大きくなるって期待が膨らむな。それが大切だと思う。
  今理科の授業で私、何人かの先生方に見せてもらうんですけどね、良い形でいくんですよ。かっこいいんですよ。そっちじゃないと思うんです。そこにちょっとね、泥臭いものをおくと、子どもたちが入りやすくなる。私はそのように思います。」



「先ほどのね、3mmと1mmの球渡しましたけれども、これ転がってなくなる場合がございますでしょう。そしたらね、3mmはビーズであるんですよ。ただ理想的にはね、仁丹っていうね、口の中がさっぱりするような薬があるんですね。それがいいんです。
  んで、1mm。これがないんですよ。なかなかなかった。それである時、ああ、お腹減ったなあと思って、山崎パンのアンパンを食べてて、あの、アンパンの芥子粒が1mmくらいです。ですから月がなくなったらアンパンの芥子粒乗せてみてください。」



【宇宙の広がりを実感しよう
  ―黒板を使わない教室から―】

「黒板を使わない教室から。少しかっこよくなりました。
  私どもの学生、子どもたちは視覚に障害があるものですから、基本的には黒板は使いません。しかし、26年間勤めておりまして、黒板を使わない、というのは、見えるから、見えないから、ではないということにようやく気づきました。
  私は、実は教員養成大学を出たんですけれども、その時に何を言われたかというと、良い教員と言うのは、黒板の字を最後まで消さない教員だそうです。黒板の字を最後まで消さない、すなわち要点しか書かないということですね。」



【大きさを考える
  ・地球は半径6400kmの球!
  ・太陽は地球の109倍!!
  ・太陽は月の300倍!!!】

「私が教えてる子どもっていうのは、耳学問といいますかね、やっぱりそういう知識って結構持ってるんですね。
  太陽は地球の109倍。これは先ほど言ったように、直径が、長さが109倍です。体積は約120万倍くらいです。」



【太陽のデータ
  ・太陽のデータ 直径 1392400km(地球の直径12756km/地球の109倍)
  ・重さ 地球の330000倍
  ・体積 地球の1295000倍
  ・自転周期 25日(赤道付近) 35日(極付近)
  ・地球からの距離 1億4960万キロ(この太陽地球間の距離を1天文単位/1AUといいます。)
  ・見掛けの大きさ 32分(1度=60分)
  ・明るさ マイナス26.7等級】

「太陽のデータです。これを覚えてる人は結構多いです。でもこれを実感できるだろうか。
  特に、例えば見かけの大きさなんか。皆さんちょっとポケットに小銭がございますか。小銭があったら、5円玉ありますかね。その5円玉を持ちまして、腕を伸ばします。
  この5円玉を手を伸ばして、穴の大きさ、これが、この地球から見た太陽の見かけの大きさです。月の大きさもほぼこのくらいです。
  もしよろしければ、満月の時はちょっとまぶしいかもしれませんけどね、月で試してみてください。太陽は見ないでくださいね。
  是非試してください。こうやって身近なものを利用するようになって欲しい。」



「さて、太陽のところ、これは表面の温度と大きさですけども。太陽っていうのは、ごく普通の平凡な星なんだ、とはよく言われています。
  これは主系列星がどうのこうのというやつですけども、それに比べてアルデバランやアンタレス、カペラ、非常に大きい。
  まあ、これはまあ、ちょっとおまけなんですけどね、たまにはこういう綺麗なものを出したいなあと。」


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