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「私がいつも子どもたちに最後にメッセージとして伝える手品の本があります。これ、私は東京ディズニーランドで買いました。2000円くらいかな。今でも売ってますよ。正面入り口入って、ワールドバザールの1つ目の角を左に曲がった右手にショップがありますから。
  これは君たちの心の中を映すものですよ、といいます。最初に君たちの心の中は真っ白でした(本をめくってみせる)。何も描かれていない。」



「ところが2時間一生懸命理科の勉強をしました。そうすると、皆さんの心の中に絵が描かれます(本をめくると今度は絵が描いてある)」



「でもこれだけではだめです。今日からおうちへ帰って、なぜだろう、どうしてだろうと考える子どもになってください。例えば、なぜ空は青いのかな、なぜ夕焼けは赤いのかな。
  そうすると、君たちの心の中の絵に色がつきます(本をめくると今度はカラーの絵になっている)
  そんなに驚くことではありません。ディズニーランドに行ったら誰でも買えます。」



「でもここでは感動するんですが、大体皆さんは家に帰るとすぐに忘れます。特に小学生はおうちへ帰って、テレビを見て、漫画を読んで、お菓子を食べて、ゲームをして。ご飯を食べて、またゲームをして、お風呂へ入って、またゲームをして。
  うちの子どもです。この間うちの女房がとうとうキレました。
  そういうことをしていると、折角色がついたこのノートがまた真っ白になってしまうんです(本をめくるとまた白紙に戻っている)
  真っ白にならないように頑張ってください。
  こういうメッセージをいつも小学生に送って終わりにしてください。これで私の講義は終わりでございます。どうもありがとうございました。」


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