虹スクリーン

 名城大内川英雄先生、鳥取大付属中学浜崎修先生が開発された人工虹スクリーンです。大気中の水滴の代わりに、黒い紙に塗布した微小な透明プラスチック球「虹ビーズ」を用いて人工虹を作り出します。
虹スクリーン
 光を背にすれば上左写真のように自分の頭の影を中心に後光がさしたような虹が見え、目とスクリーンの間に点光源を置くと、上右写真のように光源を囲むように立体的に浮き上がって見える「立体虹」が観察されます。どちらも虹輪の内部が明るいのがよくわかりますね。

 光源に対して目の位置をずらすと、虹が不思議な形に姿を変えます(写真左)。 右の写真は光源と目の位置を接近させ、スクリーンと平行に並んだときに見える「裏虹」です。虹の色の順番が逆転し、内側が暗く見えます。

【参考文献】

「虹スクリーン」で教室に虹を

「点光源による人工虹の理論」物理教育通信第84号(1996)


【関連リンク】

魚眼レンズで見た「虹のトンネル」

The making of the 「虹のトンネル」'98年版

The making of the 「虹のトンネル」'97年版


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