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「できたものは下に白い紙を置くと本当に立体に見えます。飛行機に乗って上から見たような感じになります。
  ちなみにこの資料はですね、上の方が真北になっていますので、方位の記号を書いてみたり、島の名前を書いてみたりとか、あとは最後に自分の名前を書いたりとか、そういう仕上げをすれば愛着のわく作品になりますね。
  地震の方をやっておられる方、これはですね、先に言っておけばよかったんですが、もう遅いという方もいらっしゃいますねぇ。日本の地震の特徴として、どこに地震が多く発生しているのかを考えるとですね、九州火山帯のこういう列がありましたね。それから千島の火山帯がありましたね。伊豆とかの富士火山帯と言うのがありました。火山帯と地震帯がほぼ一致してましたね。つまりその流れに地震が出てきました。
  そうすると、真正面に日本列島をドンとおくんじゃなくて、こういう線が入るように弁当パックを斜めにした方が綺麗なプレートのもぐりこみが再現できます。」



「『そういうのは早く言え』っていうお叱りの目がちょっと怖いんですけども、弁当パックはまだありますから、持って帰って、秋の夜長を点を書きながら、もう一回作っていただければと思います。
  これもですね、日本列島の地図を先に書いて日本列島を位置決めにします。弁当パックの良い所は、枠がしっかり決まってますから、位置合わせが楽だということですね。そのために弁当パックを使っているという感じです。」



「ちなみにこのデータは1994年以降のマグニチュード4以上の地震でプロットしてあります。それだけでもこれだけあると。このデータが2005年ですから、2003年くらいまでのデータが入ってると思います。
  なおですね、コマーシャルですけど、朝日新聞社から『日本の地理21世紀』というのが出ておりますが、今のデータと、八丈島だけですけど作り方を書いていますので。去年かな、一昨年かな、結構新しい本ですね。
  見本につきましては、また置いときますのでまたご参考にしてください。また、このデータですね、2005年版ですけど、データにつきましては川村先生にお渡ししておきますので、プリントアウトして、また作ってみてください。」



「それではですね、もう一つ、次のですけど、これは中学校1年生で、光の実験をやりますけども、そのときに開発したものです。
  どこにでもある透明な樹脂コップです。片方のコップにはですね、ちょっと見えにくいんですけど、底に穴が開いてます。もう片方は別に開いてません。
  逆さまにしてですね、この真ん中辺に(コップの側面)ちょっと絵を描きます。絵といってもですね、キャラクター描いても良いですけど、絵が苦手というような人はシールをはるとかいうのでもかまいません。丸を描いて、色を塗ってですね、ビー玉みたいにしてもそれはそれなりに美しく見えるものです。はい、見本です。なんかビー玉みたいのができました。」



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「これをですね、そこに穴の開いているカップをこうやってかぶせます。これで準備できあがりです。
  こちらの方に洗面器を準備しています。それでは底の穴を指でしっかり押さえて水の中に入れます。するとですね、このイラストがですね、消えろ消えろ消えろ、ほら、消えた。
  アップしますよ。模様はありますよ。
(水から出すとイラストが見える)
  水に入れると消えてしまいました。
(水に沈めるとイラストが消える)」



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「今指を押さえていますが、この指を離します。そのときに、『いないいないばぁ』と言います。英語だとpeekabooですね。『いないいないばぁ。』
(指を離すとイラストが見える
  こうやってやると、絵が再び出てくるんですね。水を切って、何度もできます。『いないいないばぁ。』さて、何ででしょう。」



「これでこの後ですね、実際に授業の時には生徒に作ってもらって、実際に実験を何回もやってもらいます。何回もやっていくと分かるんですよ。『あ、こうなっているのか』っていうのが。
  それで、自分なりに説明させて、それであと屈折とか全反射という言葉を使って説明しています。ちょっと見づらかったと思いますので、どうぞこちらの方に来てください。実際に見てみましょう。
  これはさっき言ったように光の実験です。光っていうのは反射・屈折と、角度が関係します。ということで、これはなるべく近寄ってもらって、上から見おろしてもらうのが良いわけです。ですから、はい、見てて。ほら、消えました。」



「えーっ、ずっとしゃがんで目線を落としてください。洗面器を透明にしてないのはですね、絵が消えると『消えた!』と言ってしゃがんで探す子がいるからなんです。洗面器が透明だと、横からは見えるんです。それはそれでいいんですが、途中、かなりしゃがんでいくと絵が見えるようになります。
  これは屈折して、本来なら目の方に入ってくる光が、水から空気に出るときに曲がってしまうことからおきます。目には届かないから、上から見たら消えてますね。
  指を離すと、いないいないばぁ、となります。なんで消えたり見えたりするのかな、ということですけど、ゆっくりやってみると、何かが動いてますよね。水がカップの中を移動しています。小学生向けの説明をしますね。小学生には、このカップとカップの隙間の空気が穴をふさがれてますから逃げ場がないことを確認します。
  で、水の中に押し込みます。」



「水の中に押し込まれた空気は鏡になるんです。指が映ってますね。これは、キャベツの新しいのを水の中に入れると、空気のかたまりが一緒に入って銀色のかたまりになりますね。あれと同じ現象です。
  光がここで、空気の層で全反射を起こしています。私らの目に入るのはこの辺の光なんです。それが銀色っぽく見えるんで、材質とあいまって絵が消えたように見える。ところが指を離すと、水が間に入ってきます。空気がなくなるので、絵が見えるようになる。水と空気の、光の全反射というものを利用した科学マジックということになります。
  ということで、カップを用意してありますから、どうぞお持ち帰りください。こちらの方に穴が開いています。こちらは開いていません。これで一人分です。簡単に絵でも描ける人は、すぐ描いてですね、実験してもらうと良いと思います。」


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